現在のSEO対策で必要なテクニカルな知識

現在のSEO対策では、それほどテクニカルな知識は必要としません。ただ、ゼロというわけでもありません。

テクニカルな知識がゼロであれば、いくらかは不利になります。コンテンツを作成する毎にそれが積み重なっていきます。知識があれば100のパフォーマンスを発揮するところが、知識がないと90や80のパフォーマンスしか発揮できず、ページを積み重ねる毎に、その差が積み重なり、ある程度コンテンツ量が増えた頃にはかなりの機会損失になってしまいます。

ですので、SEO対策のテクニカルな知識はコンテンツ作成の前に習得しておきましょう。

それでは、現在のSEO対策で必要なテクニカルな知識とはどんなことでしょうか。

以下のことは比較的重要な事項です。

  1. タイトルタグにキーワードを入れる。タイトルタク”は1ページに1つしかありません。ページの内容を一言で表す言葉を入れます。全てのページにユニークなタイトルをつけましょう。グーグルはタイトルがページの内容を表したものと言えるか、チェックしています。一致度が低いとマイナス評価になります。ページ内で使われていないワードを入れないように注意しましょう。
  2. h1タグにキーワードを入れる。h1タグは1ページに複数回使うこともできますが、1ページに1回だけ使うことを強くお勧めします。なぜなら、1ページに複数のテーマのコンテンツが入っていることは、検索して目的のコンテンツを探すユーザーにとってはアクセシビリティが低いからです。タイトルタグと同じ記述が良いでしょう。
  3. メタタグでキーワードは重要ではない。グーグルはメタタグのキーワードは見ないと言われています。メタタグにキーワードを記載することは簡単にできてしまいますから、あまり参考にならないというわけです。ちなみに、bingではこれを参考にしているそうです。
  4. メタタグでディスクリプションは検索結局に表示させる場合もあるから検索ユーザーが見て興味を引きそうな内容にします。ページの要約を入れるわけですから、当然キーワードが適度に入ります。最近では、強調スニペットというものができて、その重要度は増しています。
  5. 1ページ1キーワード。1ワードと言っても2~3ワードの1フレーズで良いです。要するに、複数のテーマを入れるべきではないということです。1ページに複数のテーマの記載があると、2つ目のテーマは下の方に追いやられてしまいます。ファーストビューに入りませんから、ページが開いた瞬間に自分が求めている情報がそこにあるかどうか分かりません。グーグルとしても「検索結局でそのページについての要約を表示したいところなのに、2つのテーマがあるからユーザーにこのページを正確に伝えられないよ!」と思うでしょう。グーグルとは協力関係を保たないといけません。
  6. 文章量の少ないページを大量には作らない。ページ内に文章量が少ないからといって、それだけでそのページの評価が低くなるということはありません。文章量は評価要素全体の中では、非常に小さな要素です。たまたま伝えたいことが短い文章で伝えられることはありますから。ただし、あまりに極端だともしかすると若干は評価に入れられるかもしれません。グーグルもそこまでは完璧ではないということです。
  7. サイトマップを作る。グーグルにクローリングしてもらい、ページの在住とページの内容を把握してもらうことはとても重要です。その意味でサイトマップは必要不可欠です。
  8. リンクのアンカータグにリンク先のキーワードを入れる。ページの内容がどんな内容なのか、それを知ることはグーグルにとってとても重要です。アンカーリンクには、リンク先のページ内容を表した言葉が入ります。そうでなければ、ユーザーを適切にナビゲートできませんので、目的も達成できなくなってしまいます。ですので、ページ内容を推測する上で、アンカーリンクは重視しているはずです。
  9. HTMLはとにかくシンプルに。これも理由としては、クロールされ易さになります。HTMLが複雑になると、最後まで読まれない、などの心配も出てきます。
  10. リストを多用する。リストは高く評価される傾向にあります。
  11. HTMLで見出しタグやPタク”を使い文章を構造化する。h1の下にh2があり、その下にh3がある、という自然な文章構造を作ります。これは詰み手にもクローラーにも読みやすいからです。
  12. 装飾はCSSで実装する。これはHTMLをシンプルにすることも目的の1つです。

細かいものは他にもあるでしょうが、知っておきたい、重要なのはこれくらいではないでしょうか?

どの項目がどれくらい重要なのか、理由といっしょに知っておいた方が良いでしょう。

いずれにしても、テクニカルなことの表示順位への影響は、現在も非常に小さなもので、この傾向はどんどん進んでいくでしょう。

テクニカルな項目は最小エネルギーで、最短時間でチャチャッと学び、本来あなたが伝えたい、価値ある情報の充実に時間とエネルギーを費やしましょう。

SEO会社の役割

SEO会社の役割とは、何でしょうか。

以下の3種類があると思います。

  1. 有料リンク張りサービス
  2. コンサルティング下
  3. コンサルティング上

1の会社が多いらしいですね。お金を払えば、指定のワードで外部リンクを張ってくれるサービスです。どんなサイトから、どんな風に張られるのか、知らされない、見せてもらえないです。

2の内容は、グーグルのアルゴリズムについて教えてくれて、現状の問題点を教えてくれて、どの対策がどのくらい効果があるかを教えてくれる。特に、コンテンツの充実こそが最も重要であることをしっかり伝え、クライアントのWeb担当者を動かすことが最大の役割だと思います。

3の内容は、さらに進み、クライアントのお客様像を知り、クライアントの強みを知り、その上でどんなコンテンツを作っていけば良いのか教えてくれることだと思います。

 

グーグルはページ内のテキスト量で評価するって本当?

グーグルのアルゴリズムで、ページ内のテキスト量の多いものを高く評価するというものがあるとよく言われます。

果たして本当でしょうか?これについて考察してみたいと思います。

グーグルは検索ユーザーに高く評価される検索結果を出すことが、グーグルの評価を上げるので、そこが目指すところという考え方だと思いますので、これについても、その考え方で考察すべきかと思います。

結論を先に言うと、ページのテキスト量の多い方が評価が高くなるという考え方はアルゴリズムに組み込まれていると思います。

しかし、それはそこまでは重視されていないと思います。

なぜなら、それよりも重要するべき項目がいくらでもあるからです。

テキスト量での評価は、コンテンツの良し悪しを判断する材料があまり無い場合に、少しでも文章の有益度を評価するために組入れた評価軸でしょう。

10文字の文章と100文字の文章、どちらが有益かを考えた場合に、おそらく100文字の方が長い分だけ有益な可能性が高い、といった程度の評価軸でしょう。

ということで、グーグルはテキスト量を評価軸に入れてはいるが、無視しても良いレベルと言えます。

SE0対策の有料リンクの効果と弊害

SE0対策をサービスとする会社に相談すると、必ず有料の外部リンクを張ることを薦められると思いますが、有料の外部リンクはどのくらい効果があるのか、あるいはどのくらい弊害があるのか、これについて考察していきます。

グーグルにとって、有料リンクはページを評価する上で、非常に有害です。

本来、ページの評価をする際は、そのコンテンツがどれだけ有益なのか、どれだけ充実しているのか判断して、それを評価して、表示順位に反映させて欲しいところです。

ちょっと話がそれますが、検索エンジンのこれまでの進化についてざっとお話しします。

ロボット型の検索エンジンが出て来た初期の頃はそのようなコンテンツの内容を評価方法はありませんでした。

そこにグーグルが登場しました。グーグルは披リンクを発リンクの管理者による投票とみなして、簡単に言うと、リンクを多く受けているサイトは人に評価されているのだから、人の役に立つサイト、という考え方をアルゴリズム組込み、順位に反映させました。

これは画期的なことでしたので、グーグルのシェアがどんどん高くなり、当時最もシェアの高かったYahoo!をあっという間に抜き去りました。

それほど、検索結果に人間によるコンテンツの良し悪しの判断を組入れることは価値があり、重要なことだったと言えます。

翻って、有料リンクというのは、この重要な意味を持つ披リンクを、お金を払って買うことに他なりません。

これがまかり通るなら、たいしたことないページでも、お金さえ払えば上位に表示させることになります。

これではグーグルもグーグルのユーザーも困ります。ですのでグーグルは有料リンクを見破って、有料リンクには披リンクとしての評価をしない、あるいはペナルティを課すなどして、有料のリンクが張られないように対策しています。

確かなことは言えませんが、対策はまだまだ完全ではないようで、いくらかの効果があるように思います。早く有料リンクは百害あって一利なし、という状況になって欲しいものです。

とはいえ、有料リンクのおかげで一気にランクダウンして、そのリンクを削除することもできなくて困っているという話もたまに聞きます。

SE0対策はグーグルを騙すのではなくて、グーグルと一緒にWebを便利にすること、という意識が大切なので、グーグルが推奨していないものは避けるべきです。

というよりはユーザーにとって不利益になることは、そのうち効果はなくなりペナルティが課されるでしょうから、今から避けるべきです。