現在のSEO対策では、それほどテクニカルな知識は必要としません。ただ、ゼロというわけでもありません。
テクニカルな知識がゼロであれば、いくらかは不利になります。コンテンツを作成する毎にそれが積み重なっていきます。知識があれば100のパフォーマンスを発揮するところが、知識がないと90や80のパフォーマンスしか発揮できず、ページを積み重ねる毎に、その差が積み重なり、ある程度コンテンツ量が増えた頃にはかなりの機会損失になってしまいます。
ですので、SEO対策のテクニカルな知識はコンテンツ作成の前に習得しておきましょう。
それでは、現在のSEO対策で必要なテクニカルな知識とはどんなことでしょうか。
以下のことは比較的重要な事項です。
- タイトルタグにキーワードを入れる。タイトルタク”は1ページに1つしかありません。ページの内容を一言で表す言葉を入れます。全てのページにユニークなタイトルをつけましょう。グーグルはタイトルがページの内容を表したものと言えるか、チェックしています。一致度が低いとマイナス評価になります。ページ内で使われていないワードを入れないように注意しましょう。
- h1タグにキーワードを入れる。h1タグは1ページに複数回使うこともできますが、1ページに1回だけ使うことを強くお勧めします。なぜなら、1ページに複数のテーマのコンテンツが入っていることは、検索して目的のコンテンツを探すユーザーにとってはアクセシビリティが低いからです。タイトルタグと同じ記述が良いでしょう。
- メタタグでキーワードは重要ではない。グーグルはメタタグのキーワードは見ないと言われています。メタタグにキーワードを記載することは簡単にできてしまいますから、あまり参考にならないというわけです。ちなみに、bingではこれを参考にしているそうです。
- メタタグでディスクリプションは検索結局に表示させる場合もあるから検索ユーザーが見て興味を引きそうな内容にします。ページの要約を入れるわけですから、当然キーワードが適度に入ります。最近では、強調スニペットというものができて、その重要度は増しています。
- 1ページ1キーワード。1ワードと言っても2~3ワードの1フレーズで良いです。要するに、複数のテーマを入れるべきではないということです。1ページに複数のテーマの記載があると、2つ目のテーマは下の方に追いやられてしまいます。ファーストビューに入りませんから、ページが開いた瞬間に自分が求めている情報がそこにあるかどうか分かりません。グーグルとしても「検索結局でそのページについての要約を表示したいところなのに、2つのテーマがあるからユーザーにこのページを正確に伝えられないよ!」と思うでしょう。グーグルとは協力関係を保たないといけません。
- 文章量の少ないページを大量には作らない。ページ内に文章量が少ないからといって、それだけでそのページの評価が低くなるということはありません。文章量は評価要素全体の中では、非常に小さな要素です。たまたま伝えたいことが短い文章で伝えられることはありますから。ただし、あまりに極端だともしかすると若干は評価に入れられるかもしれません。グーグルもそこまでは完璧ではないということです。
- サイトマップを作る。グーグルにクローリングしてもらい、ページの在住とページの内容を把握してもらうことはとても重要です。その意味でサイトマップは必要不可欠です。
- リンクのアンカータグにリンク先のキーワードを入れる。ページの内容がどんな内容なのか、それを知ることはグーグルにとってとても重要です。アンカーリンクには、リンク先のページ内容を表した言葉が入ります。そうでなければ、ユーザーを適切にナビゲートできませんので、目的も達成できなくなってしまいます。ですので、ページ内容を推測する上で、アンカーリンクは重視しているはずです。
- HTMLはとにかくシンプルに。これも理由としては、クロールされ易さになります。HTMLが複雑になると、最後まで読まれない、などの心配も出てきます。
- リストを多用する。リストは高く評価される傾向にあります。
- HTMLで見出しタグやPタク”を使い文章を構造化する。h1の下にh2があり、その下にh3がある、という自然な文章構造を作ります。これは詰み手にもクローラーにも読みやすいからです。
- 装飾はCSSで実装する。これはHTMLをシンプルにすることも目的の1つです。
細かいものは他にもあるでしょうが、知っておきたい、重要なのはこれくらいではないでしょうか?
どの項目がどれくらい重要なのか、理由といっしょに知っておいた方が良いでしょう。
いずれにしても、テクニカルなことの表示順位への影響は、現在も非常に小さなもので、この傾向はどんどん進んでいくでしょう。
テクニカルな項目は最小エネルギーで、最短時間でチャチャッと学び、本来あなたが伝えたい、価値ある情報の充実に時間とエネルギーを費やしましょう。