フォームの質問の順番

フオームの質問の順番は、CVRに影響するでしょうか?

もちろん影響します。これに議論は不要でしょう。プラスであったり、マイナスであったり、影響が大きかったり、小さかったり、0に近かったりすることはあるでしょうが、必ず影響はあるでしょう。

フオームの質問の順番に関して、一般的によく言われていることとしては、最初に簡単に答えられるような質問を持ってきた方が良い、ということです。特にクリックだけで答えられる選択式の質問が良いとされています。

最初の1問目を答え終えることで、次の質問にスムーズに進んでもらい、離脱を防ごうという考え方です。

最初からフリーアンサー形式で、考えないと答えられないような、負担の大きい質問にしてしまうと、そこで「面倒くさい」と感じてしまい、更に「この後もこれが続くのか?」と思わせてしまえば、そこで回答を止めてしまうかもしれません。

ですので、「最初に簡単な質問を持ってくる」には一理あります。

最初に持ってくる質問は何が良いか?

フオームの質問の順番を決める際に、「最初に持ってくる質問は何が良いか?」は重要なテーマです。

何を基準に最初に持ってくる質問を考えるべきでしょうか。

2つの基準があるでしょう。1つは先述の「答え易さ」でしょう。最初は考えなくても簡単に答えられる質問に答えてもらい、回答の勢いをつけるイメージです。途中まで答えると、最後まで答えたいという欲求も出てくるということも期待した考え方です。こちらの考え方は耳にしたことがある方も多いでしょう。

2つ目は、フオームに来る前のページからの心理的な流れを考えた1問目の決め方です。

フォームに来たという時点で、その人は期待を持っている状態と言えます。「このサイトで自分のこの悩み、解消されるかも(^^)」という期待です。

その状態のユーザーにサイト側は何と語りかけるべきでしょうか。どんなコミュニケーションをとるべきでしょうか。

そもそも、Webサイトはコミュニケーションです。問い合わせを増やす、注文を増やす、登録を増やす、ということは、どうコミュニケーションをとるか、ということとも言えます。

この場合どうでしょうか?相手はあなたのサイトに訪問し、そこに書かれているメッセージを見て、おそらく「このサイトで自分のこの悩み、解消できるかも?(^^)」と思ったわけです。

そしてフォームのボタンをクリックします。期待をしているという点では共通しているのですが、その期待度やアクションを起こすことの確定度合いはどの程度なのかは分かりません。どちらか、あるいは、両方ともその度合いが低い場合はフォームにたどり着いても、ここで離脱する可能性も高いです。

ですので、離脱を防ぐための対策が必要です。ここで、離脱を防ぐための最大の対策は何でしょうか?

それは「ますますこのサイトで、自分のこの悩みが解決されそうだ」と思わせることです。

「フォームでそんなことをする必要があるのか?」と思われる人もいるかもしれませんが、フォームでの離脱が、商材にもよりますが、高いものでは7~8割程度あるのなら、十分とるべき必要な対策です。

また「フォームでそんなことができるのか?」と思う人もいるかもしれません。フオームについては、それほど離脱を防ぐ対策を講じていないサイトも見られます。

EFO対策サービスでも、回答の時間や手間、心理的な負担を下げる対策には言及されますが、「ますます悩みが解決されそうだ」と思わせるような対策についてはあまり触れられません。

しかし「ますますこのサイトで自分のこの悩みが解決されそうだ」と思わせることは必要ですし、可能でもあります。

では、どうすればそれができるのか?先述したように、問い合わせを増やすということは、どうコミュニケーションをとるか、にかかっています。

ですので「自分のこの悩みが解決できるかも」と期待して来た人に対して、最初の言葉は「あなたのその悩みについて教えてください」であるべきです。

これは象徴的な言い方ですが、実際にはユーザーが抱えていそうな悩み・課題についての質問をするという意味です。

質問の形式は問わず、選択式でも記述式でも良いです。あるいは添付ファイルも情報を詳しく正確に知るには有効です。まずは抱えている悩みについて知らないと、解決策を見いだせません。

ただし、温度感の違いはあるでしょうから、ほとんどの質問は任意回答としておきましょう。

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