メールの書き方

メールを書くとはどういうことか。それはメールを届けることで、メールの届け先の人に影響を与えて、その人の気持ちを変える、あるいは、気持ちを変えて行動を変えるということです。

それ以外にメールを送るケースってあるかなぁ、と考えてみましたが、やっぱりそれ以外にはあり得ません。

何のためにメールを送るのか?それはやはり、相手を動かすためです。

これは山田ズーニーさんの本に書かれていたことですが、「メールは機能文、何らかの使命を持って送られる」のようなことが書かれていて、なるほどなぁ~ととても感心したことがあります。

そうであるなら、自分の書くメールはその役割を果たしているのか?そんなことを考えてメールを送らないといけませんね。できていますか?

私は最近とても意識しています。意識してみると、メールで人を動かすことと、Web上で人を動かして、問い合わせをしてもらうことは、とても似ているなぁと思います。

Webと違うのは、メールの場合は特定の人に向けて出すので、読まれる可能性が高いでしょうが、だからといって、こちらが意図したように感じてくれるか、動いてくれるかは分かりません。やはり、書き方が重要になります。

また、メールの場合は相手が特定されているので、相手のことを想像しやすいというのがありますので、その分は書きやすいはずです。

相手の気持ちを想像しながら、どんな気持ちで読んでくれるか、どんな気持ちに変わるかを想像しながら書くようにしましょう。

問い合わせはコミュニケーションの始まり

問い合わせはコミュニケーションの始まりです。問い合わせをするということは、「あなたとコミュニケーションを取ります」という意志表示です。

ですので、「この人と、この人たちとコミュニケーションを取りたい、取ってもいい」と思われることは、問い合わせてもらうための条件の一つです。

どうすればそう思われるのか

まずは、どんな人か

「この人とコミュニケーションを取りたい」と思われること。これはその人の気持ちに影響を与えて、その人の気持ちを変えるということです。

この場合も、どんな人の気持ちを変えるのか、そのターゲット像をしっかり認識することが必要です。

何らかの悩みや課題があり、その解決策を探して、あなたのサイトにたどり着いた。それがターゲット像です。

その時、その人の最大の関心事は、このサイトで自分の悩みや課題が解決するのか、しないのか。まずは、それを見極めたいはずです。

ですから、解決策を提示して、それで課題が解決できると信じてもらうための情報を示します。

課題が解決できるか、できないか?以外に、問い合わせをするか、しないかを決める要因の一つとして、「この人たちとコミュニケーションを取ってもいいと思われるか?」が挙げられます。

ですので、「この人たちとコミュニケーションを取ってもいい」思われる要素が必要になります。

ドメインエイジってどのくらい重要?

SEO対策を考えていると、ドメインエイジという言葉が出ることがあります。

ドメインエイジとは、文字通りドメインの年齢のことです。

年齢が古いものはそれだけ長い期間生き残っているのだから、それなりに役立ち、評価させているのだろう、という考え方をアルゴリズムに組み込んだものです。

このアルゴリズムは、従来の、検索エンジンが人による判断を指標としてあまり組み込めない頃には、ある程度は重要な指標だったと思います。

しかし、2017年7月時点で、この指標の重要性は非常に落ちているだろうと思います。

なぜなら、ドメインエイジ以上に重要な指標をいくつも持つことができたからです。

その指標とは、googleアナリティクスで得られるような、サイト上のユーザーの動きです。

日本の上場企業の8割近いサイトにアナリティクスが入っているそうですよ。ということは上場していない会社はもっと入れていると思いますので、ほとんどのサイトにアナリティクスが入っていて、Web上のユーザーの動きのほとんどをグーグルは把握できているということではないかと思います。

検索ワードにしても、アナリティクスユーザーには分かりませんが、グーグルには分かっています。

ユーザーの検索ワードが分かって、検索結果からどのサイトに行ったのか分かって、どのページをどのくらい見たのかが分かるわけです。

それだけで、そのキーワードとそのページのマッチ度はかなり高い精度で分かるのではないでしょうか。

こういうわけで、SEO対策において、ドメインエイジの重要性は、相対的に軽くなっていて、あまり考慮しなくても良いレベルではないかと思います。

コンバージョンレートの上げ方

コンバージョンを目的としているサイトは多いですよね。ですので、コンバージョンを増やしたいと思っている方は多いはずです。しかし、実際には、なかなかうまくいっていないという方も多いのではないでしょうか。特に「SEO対策もやって、アクセスアップはできたんだけど、コンバージョンは増えてこない」という人は多いと思います。

コンバージョン”数”=コンバージョン”レート”❌アクセス数です。

ですので、いくらアクセス数をアップしても、コンバージョンレートが低ければ、コンバージョンはそれほど伸びないのです。

では、そのコンバージョン”レート”はどうしたら上がるのでしょうか?これについて考察します。

コンバージョンとは、商品購入であったり、見積依頼であったり、資料請求であったり、会員登録やメルマガ登録であったり、何らかのアクションを起こしてもらうことです。

つまり、それは人を動かすということに他ならないので、そう考えただけで、大変難しいことであることは想像がつきます。

この課題は、失敗を通じて、うまくいかない経験をしてみて、実感している人も多いでしょうが、大変に難しい課題です。

ですので、ここでココパクトに説明することはできません。そもそも、全て知っているわけでもありません。

しかしながら、最初に考えるべき、最も重要なことはお伝えできます。これは、全てのコンバージョンに対して共通して言えることです。コンバージョンだけにとどまらず、全てのビジネスにも言えることかもしれません。

その最初に考えるべきこととは、ユーザー・お客の動機です。コンバージョンとは、ユーザーにアクションを起こしてもらうことですから、それには動機が必要です。

もともと動機のある人をターゲットとするのか、動機に気づかせるのか、あるいは動機を作るのか、いずれにしろ動機が必要です。

動機とは、悩みや課題、欲求です。例えば、「お腹が出てきたので痩せたい、車が故障したので、新しい車に買いかえたい、あるいは修理したい、今度の週末デートなので、新しい靴が欲しい、などです。

これらの動機があれば、人は自分から解決に向けて動き出します。

目の前に解決策があって、「これで間違いなく解決できる」と思えば、そのアクションをとるでしょう。これがコンバージョンです。

「コンバージョンレートを上げる」とは、アクションしてもらう確率を上げるということです。いかにより確実に自分の悩みが解決しそうだと思ってもらうか、ということになります。

長くなったので続きはまた今度

課題の解決方法の提示だけではコンバージョンしない

課題の解決方法、悩みの解消方法、欲求の満たし方を提示して、「これで解決できそうだ」と思われたときにコンバージョンは起こります。

ただ、解決策の提示だけでコンバージョンは起こるのでしょうか?答えはもちろんNOです。

では、どうすればコンバージョンするのか?

これを考えるために、どんなときにコンバージョンしないか?を考えてみたいと思います。

お客にどんな課題があるのかを知り、そのお客をその課題の解決策を記載したページに導けたとします。

運営側としては、コンバージョンして欲しいところです。

が、コンバージョンしないケースは結構あるでしょう。サイトによってどの程度コンバージョンするのか違うでしょうから、自分のサイトがどうなのか、把握しておくといいですね。

では、コンバージョンしないケースとは、どんなケースでしょうか。

まずは、解決策は提示されていても、「これで解決できそうだ」と思われなかった場合です。これについては非常に奥が深そうなので、この詳細については別途機会を設けて、考察してみたいと思います。

次に挙げられるのは、「高いから」でしょうか。

他社と比較して、特にこのサイトを選ぶ理由がない、もあるかと思います。

後は、「今じゃなくても」、「また後で」となってしまうパターン。この場合はまた来ることは少ないと思われますから、とてももったいないですね。このパターンはできれば避けたいです。

もちろん他にもたくさんあるでしょうが、頭に入れておきたい主なものは以上の4つです。

問い合わせ、どうやって上積みするか?

今問い合わせしてくれているお客と全く同じタイプのお客はこれからも問い合わせしてくれる。

今後、問い合わせを増やそうとするなら、今までは問い合わせしてもらえていないお客に、これからは問い合わせしてもらう必要がある。

まずは、そのお客様像を具体的な言葉で文章にして明確にしておきます。

これは1つの文章にきれいにまとめる必要もないですし、1つのお客様像である必要もありません。

むしろ、多くのパターンが出るはずですし、気になるような言葉は多少まとまりがなくなっても、記録しておきましょう。

そのためには、今問い合わせしてもらえているお客様像を把握しておく必要があります。

手順としては、今問い合わせしてもらえているお客様像を明確にし、その後、今問い合わせをもらえていないお客から、今後は問い合わせをしてもらえるお客に変えるお客様像を決めて、それを明確にしていきます。

今、問い合わせをもらえているお客様像は、どうやって把握するのか。

これまでの実際の問い合わせの見直し、グーグルアナリティクスの検索キーワード、リスティング広告を利用していれば、そこから検索キーワードの類推、顧客に対してアンケートを実施していれば、質問によってはその見直しも役立ます。

これらから、今問い合わせをもらっているお客様の悩み、課題、お客様像を把握していきます。

これができたら、全体との差がこれまで取りこぼしてきたお客になります。全体というのは潜在顧客全体です。方針によっては、検索全体でも良いかもしれません。

潜在顧客全体はどうやって把握するのか?

これについては、次回以降触れたいと思います。

Webでの対応の良さの伝え方

前回の「Webで対応の良さは伝えられるのか?」の続きです。

言うまでもないことですが、ここでお伝えしていることは、私個人の意見です。(私自身は正解だと思って書いていますが。)

私のやり方は、まず「対応の良さ亅を解釈するんです。対応という言葉は非常に便利な言葉で、色々なシーンで便利に使えてしまいます。それこそ、対応”する”場合も、対応”しない”場合も「対応します」と言ったりします。(ちょっと極端ですか?・・)

それだけ便利に使える言葉だからこそ、「対応する」の意味は曖昧で、分かりにくい。

ですので、まずは「対応する」の意味を解釈し、具体的で分かり易い言い方に置き換えます。

私の場合は

「対応が良い」=

しっかりと説明してくれる

よく話を聞いてくれる

話し易い

の3本です。

まず、「しっかり説明する」についてですが、いい加減な対応をしていては、それについてしっかりと説明することもできません。

ですから、しっかりと説明する人に対しては、「良い対応をしてくれそうだな」と想像してくれます。

次に、しっかりと話を聞いてくれる、についてです。

この場合、話し側には悩みや課題があるはずで、それを解決するべく相談しているわけですから、自分の話をしっかりと聞いて、理解し、共感してくれていると感じれば、対応の良さを感じるでしょう。

3つ目は、話し易い雰囲気です。人によって違うと思いますが、自分にとって話し易い人とそうではない人がいると思います。

そもそも、自分の悩みや課題を解決しようとしているわけですから、その悩みについてしっかりと伝えなければいけません。

また、その悩みが解決するまで、しばらくはその相手とコミュニケーションを取っていかなければいけません。

2つ目と少し重なりますが、話し易い雰囲気の人であれば、しっかりと伝えることができて、その結果、対応の良さを感じることになります。

この3つのことを一度もあったことがない人に対して、Webを通じて伝える、感じさせることができれば、この会社は対応の良さそうな会社だな、この会社の人達は対応の良さそうな人達だな、と感じてもらえるはずです。

では、その3つのことを伝えるには、どうしたら良いのか、これについて、次回解説します。

「対応の良さ」はWebでも伝えられるのか

B2BでもB2Cでも、「対応の良さ」は購入先、依頼先を選ぶ際の重要なポイントです。

特にB2Bでは、取引を始めれば長い付き合いになることが多いので、より対応の良さは重要になります。多くの人が、対応の良い会社と巡りあって、できるだけ長く良い関係が続けば良いと思うでしょう。

しかしながら、何らかの理由があって、これまで頼んでいた会社には頼めなくなることがあります。

それこそ、「今取引している会社は対応が悪いので、もっと対応の良い会社を探そう」という場合もあるでしょうし、「もっと安くできる会社はないか」「もっと早くできる会社はないか」ということで新しい依頼先を探すケースもあるでしょう。

どんなケースであっても、対応の良さは依頼先を決める上で、チェックされるポイントに入るのではないでしょうか。

ましてや、今の依頼先に頼めない理由が、「対応が悪いから」ということであれば対応の良さは最も重視するポイントになるでしょう。

そこで、今回は「対応の良さ」をWebでどうすれば伝わるのか?そもそも伝えることはできるのか?

これについて解説します。長くなりそれなので、しっかりお伝えするためにも、次の記事で解説します。

グーグルはページ内のテキスト量で評価するって本当?

グーグルのアルゴリズムで、ページ内のテキスト量の多いものを高く評価するというものがあるとよく言われます。

果たして本当でしょうか?これについて考察してみたいと思います。

グーグルは検索ユーザーに高く評価される検索結果を出すことが、グーグルの評価を上げるので、そこが目指すところという考え方だと思いますので、これについても、その考え方で考察すべきかと思います。

結論を先に言うと、ページのテキスト量の多い方が評価が高くなるという考え方はアルゴリズムに組み込まれていると思います。

しかし、それはそこまでは重視されていないと思います。

なぜなら、それよりも重要するべき項目がいくらでもあるからです。

テキスト量での評価は、コンテンツの良し悪しを判断する材料があまり無い場合に、少しでも文章の有益度を評価するために組入れた評価軸でしょう。

10文字の文章と100文字の文章、どちらが有益かを考えた場合に、おそらく100文字の方が長い分だけ有益な可能性が高い、といった程度の評価軸でしょう。

ということで、グーグルはテキスト量を評価軸に入れてはいるが、無視しても良いレベルと言えます。

グーグルがページ内リンクを推奨しない理由

グーグルはページ内リンクを推奨していません。その理由について考察してみます。

通常、情報というものは膨らんでいきます。Webサイトの情報についても同じことが言えて、求められるものは膨らんで行き、それに連れて、提供される情報も膨らんでいきます。

情報が膨らんで来ると、整理する必要が出てきます。無造作に膨らんでいくと探し難く、わかり難くなるからです。

情報をまとまりに分け、そこにタイトルをつければ、わかり易く整理できます。

これがWebサイトではページを分けるということです。1ページのコンテンツが膨らんだら、何かのまとまり毎にページを分け、タイトルタク”とh1タグにそのページの内容を端的に表す見出しをつけましょう。こうすることで、このサイト、情報はわかり易く整理されます。

この自然な流れに沿うのなら、情報が膨らめばページは分けるべきで、そうすれば、ページ内リンクは発生しないはずです。

おそらく、グーグルのアルゴリズムにも、そのような考えが反映されているのではないでしょうか。